空気が乾燥して来たら、肌荒れしてしまう人へ。ケアの方法を教えます。

肌荒れ

空気が乾燥する時期になると、肌荒れが始まる人は多いです。でも、それは空気乾燥や加齢のせいだけではないのです。

本来、私たちの肌は季節の変化を察知し、対応できるようになっています。それなのに急に肌が荒れて来たとしたら、それは肌が疲れているということなのです。

<秋になると肌の調子が悪くなる理由>

①紫外線

青空の雲間の太陽の輝き

紫外線は5月から強くなり始め、夏の間中強く注いでいます。アスファルトの照り返しなどもあり、夏の肌は日中ずっと紫外線にさらされます。
紫外線除けに日焼け止めを塗っていたとしても、汗で流れてしまうため2時間ごとにしっかり付け直さないといけません。
そこまでこまめにケアできる人はなかなかいないのでは?

紫外線は肌の表面(表皮細胞)を傷つけてしまいます。これが肌荒れの原因になります。保湿機能が失われるので、シワが出来やすくなってしまうのです。
年とともにダメージからの回復力が衰えて来ると、シワのほかシミもどんどん出来てしまいます。

②夏の冷房

reibou

夏は、室内は冷房で低温低湿、一歩外に出れば高温多湿です。その両方に必死に対応しようとして、肌にはダメージがかかります。

③空気の乾燥

①と②が原因で、肌はかなり疲れている状態です。秋に入り急に空気が乾燥して来ると、肌は水分をキープするために表皮を厚くします。
毛穴も小さくなり、水分や皮脂を逃さないようにします。ところが、既に肌が疲れているために、気候に対応する力が弱まっていると、
水分や皮脂をうまく保持できず、肌荒れが起きてしまいます。

④花粉・ハウスダスト

幼児とアレルゲン(男の子)

肌が疲れていると、ちょっとした刺激にも強く反応してしまいます。花粉やハウスダストで痒みが出たり赤くはれたりするのはそのせいです。
ひどくなるとアレルギーになってしまうと言われています。

<秋から冬の正しいスキンケアは>

肌のターンオーバーを正常に戻さなくてはいけません。そのために、表面にある角質層をていねいに取り除き、傷ついていない肌を出してあげましょう。
お風呂タイムに丁寧にケアするのがおすすめです。

  1. お風呂にじっくり入り、表皮についている垢を浮き上がらせる。
  2. オイルで顔全体を丁寧にマッサージする。
  3. 蒸しタオルで顔を覆い、オイルパックする。
  4. 5分ほどしたら、タオルで軽くオイル分を取る。
  5. 洗顔料でオイルと汚れを落とす。
  6. 化粧水で肌全体にたっぷり水分を行き渡らせる。この時は表皮が敏感になっているので、叩かないこと。軽く肌を押すような感じでゆっくり手のひら全体を使うこと。
  7. 肌がしっとりしたら、美容液を手の平全体に伸ばし、顔に手の平を軽く押しつけるような感じで、まんべんなく美容液を行き渡らせる。
  8. 最後に乳液やクリームで化粧水と美容液を閉じ込める。

これを何度か続けると、肌が本来の強さを取り戻します。この時、⑥の化粧水はできるだけ手でおこなって下さい。
コットンだと肌の状態がわかりにくいことと、手の平には癒しのパワーがあるためです。「手当て」とは文字通り手を問題のある部分に当てること。
昔からそんな言葉があるくらい、手のパワーはすごいんですよ。肌が荒れている時は、表皮を傷つける恐れのあるパックはしないようにしましょう。オイルを塗って応急処置をし、休ませてあげることが一番です。
手のひらパワーを有効に使って、本来の美肌を取り戻しましょう。

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