年末年始のアルコールとはうまくつき合って!ガンの危険から逃れるための飲み方は

Pouring beer into glass

これからの季節、お酒を飲む機会が増えますよね。特に会社勤務だと忘年会、新年会が目白押しでは?

ご家庭でも、冬はアルコールで体が温まるから、とご主人の晩酌におつき合いすることが増えるのではないでしょうか。

でも、ワイン好きの川島なお美さんがガンで亡くなったように、アルコールは摂り方を間違えるととても危険。正しい飲み方を覚えましょう。

アルコールの正しい飲み方

<アルコールとがんの関係は>

Four women who have been toast with white wine

アルコールがなぜ危険か、というと、体内で発がん性物質に変化するからです。肝臓でアセトアルデヒドという物質に変化するのですが、

これが発がん性のある、非常に毒性の強い成分なのです。大気汚染やシックハウスの原因とも言われています。

肝臓はアセトアルデヒドを分解し、無害な成分(酢酸)に変えるのですが、この分解能力が人によって、人種によって違うのです。

残念なことに、日本人の半数がこの分解能力が弱いか欠乏していると言われています。

WHOの調査で、アルコールは「口腔がん、咽頭がん、食道がん、大腸がん、乳がん、肝臓がん」などのリスクを高めるということがわかっています。

<アルコールは他にも悪影響がある?>

発がん性のほかにも色々と危険性があげられています。

①合併症を引き起こしやすい

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肝臓病、糖尿病、うつ病、脳萎縮などの危険性が格段に上がると言われています。脳萎縮の場合、いったん大脳や小脳が縮まると、

禁酒して元のサイズに戻ったとしても、脳の司令塔が破壊されているので思考能力や判断力が低下したまま、元に戻らないことがあります。

②中性脂肪が増える

アルコールが肝臓に行くと、中性脂肪が増えることがわかっています。中性脂肪を体外に排出するためには24時間ほど必要とされています。

例えば夜7時から午後10時まで飲むことを繰り返すと、中性脂肪が完全に排出される前に次の中性脂肪が作られてしまいますから、

どんどん肝臓に溜まってしまいます。

③寿命が短くなる、自殺するケースが増える

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肝臓を傷め、肝硬変が進んでしまいます。末期と診断されると、余命は5年ほどとされています。アルコール依存症になると、

約20年寿命が縮まることや、平均寿命が52歳前後になることが日本やドイツの研究でわかっています。

また、アルコールで高揚した状態に慣れると、アルコールが切れた時に喪失感を感じるようになり、自殺してしまう人が増えています。

<どうすればリスクを防ぐことができるのか>

①空腹時に飲まない

よく言われるように、空腹時に飲むのは絶対NG。アルコールがダイレクトに小腸に行き、急速に体内に吸収されるため、

アルコールの血中濃度が急激に上がってしまうのです。

②胃の中にタンパク質を入れる

胃にタンパク質の壁を作ることでアルコールの吸収に時間がかかり、血中濃度がゆっくり上がるので、負担がかかりにくくなります。

チーズなら持ち運びも出来るのでおすすめ。牛乳でも良いのですが、水分だとすぐに腸に行ってしまので、固形物のほうがより良いでしょう。

③顔が赤くなったら飲むのをやめる

「顔が赤くなる」=「お酒が弱い」と言われますが、全くの誤解。ただ、顔が赤くなる人は上記のアセトアルデヒドの分解能力が弱いそうです。

アルコールには強くても、発がん性物質が溜まりやすい体質だということですから、顔が赤くなったらセーブするようにしましょう。

お酒が好きな人も、適量を守って正しい飲み方をして下さいね。

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