40歳以上の「妊活」不妊の実情と、妊娠した場合のリスクについて

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かつては、「男女とも30歳までに結婚できなければ、周囲から白い目で見られる」という時代がありました。

今日、独身を謳歌する30,40代の方も少なくなく、経済的な事情や、若いうちは趣味を満喫したい!という考えから、晩婚化の風潮になりつつあります。

しかし、妊娠・出産という点においては、40歳以上の方は様々なリスクや問題が存在します。

今回はそんな40歳以上の「妊活」について、実情と問題点などについて、ご紹介いたします。

<妊娠に至らない>

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今、6組のうち1組のカップルが悩む問題が、「不妊」です。

基本的に健康なカップルが避妊をせず、ごく普通の性交渉を1年間行っても妊娠の兆候が見られなければ、不妊状態と定義されていますが、この不妊に悩み、病院へ相談に訪れるカップルは年々増加傾向にあり、その数は晩婚化に比例しています。

不妊の原因が加齢に

これは不妊の原因が加齢にあるといわれている所以で、年齢と共に女性の卵子も老化してしまうため、妊娠の機能が徐々に低下してしまうからです。

30%まで減少

女性の妊娠適齢期である10代後半~30代前半の自然妊娠率が80%であるのに対し、40歳以上の女性の場合は30%まで減少してしまうなど、その違いは明らかです。

また女性のストレスや、長年の飲酒・喫煙、持病などの影響で、自然妊娠率はさらに低下してしまいます。

<妊娠の際のリスク>

無事妊娠するに至っても、40歳以上の高齢出産は、様々なリスクがあります。

例えば、妊娠中毒症。

これは高齢であればあるほど確率は高く、早産や未熟児出産になることもあり、ときに母体に何らかの危険が伴うこともあります。

また流産や難産といったケースもみられ、これも高齢による、卵子の老化が原因です。

ダウン症などの染色体異常

そしてダウン症などの染色体異常も無視できない数値で、現代医学によって出産前検査などである程度判明できるものの、やはり大きな問題として挙げられます。

<高齢出産のメリット>

それでは、40歳以上の妊活は未来がない!?と思われがちですが、実はメリットも多々あります。

まず高齢であるがゆえに若年層よりも経済的に余裕がある場合が多く、育児に伴う金銭的な問題で悩むケースも少なく、不安な点は託児所やベビーシッターを利用するなどの手段を取ることができます。

マタニティブルーがない

また、出産の際に発生する精神的な落ち込み、苦痛、マタニティブルーなどは若いお母さんにありがちなので、精神的にゆとりがある40代以上の女性は、こういった悩みを感じにくいというデータがあります。

さらに高齢出産というリスクを超えて無事、赤ちゃんを産むことができれば、それが自分の大きな自信となります。

出産後に母子共に健康的な生活

不安定な状態によって生活習慣や健康状態の見直しを考える人が多いため、食生活や生活リズムを変えるきっかけになり、出産後に母子共に健康的な生活を送っておられる家庭も、多々存在します。

<まとめ>

40歳以上の妊活は非常に問題が多く、リスクも存在することが現状です。

しかし医学の発展と晩婚化の風潮から、不妊や高齢出産に対しての改善策が日々、考えられています。

不妊治療などに対する助成金を交付する自治体も増え、高齢出産に対する認知も増えているなど、明るい未来もあります。

後悔のない妊活を

「この歳になると子どもを産むのが不安…」と考えてしまうのではなく、まずは信頼できるお医者さんに相談し、周囲の支え、支援や環境などの基盤を固め、後悔のない妊活を行いましょう。

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