アラフォー世代の派遣事情② 現状を打開するにはどうするか
生活を維持していくためにはある程度のお給料が必要ですから、どうしてもパートより派遣をしたいですよね。でも、以前と比べて派遣事情は悪くなっているのです。
現在の派遣業界はどんな風になっているのでしょうか。
<現在の派遣業界>
正社員はもう難しい、でもパートでは時給が安すぎて生活できない…今は、派遣を選ぶ理由の多くはこういった事でしょう。
以前は派遣と言えば「仕事の能力はあるけれど、企業にしばられるのはイヤ」「結婚したので、働く時間を制限したい」といった理由で選ぶ人が多く、
企業側も派遣を「能力のある人」という目で見ていました。
年齢が高い人に仕事が回りにくくなっている
ですが、今はその場しのぎ、いらなくなったらすぐ切れる、と考えている企業が非常に多くなっています。派遣者側も、「パートより時給が高いから」
「一流企業で仕事できるから」と安易な考えで登録する人が増え、本当に仕事をしたい人、特に年齢が高い人に仕事が回りにくくなっています。
<どうすれば仕事が回りやすくなるのか>
①退職したばかりなら、ハローワークを利用しよう
よく言われるのが、「専門性のあるスキルを身につける」ですが、20代の頃からやっていた業務ならともかく、突然やった事もない技術を身につける事など出来ませんよね。
職業訓練
専門性のある業務を身につけたい場合、正社員を退職したばかりなら「職業訓練所」に入るという手があります。
ハローワーク主催のもので、訓練費は無料、1日1,000円前後ですが日当が出て、交通費も支給されます。ただし、地域によってはかなり狭き門。
選択する訓練の選び方
ですから、選択する訓練を、若い人が敬遠しそうなものにするとか、同じ訓練なら交通の不便な所を選んで申し込む、などの手を使いましょう。
実際、都会に近い訓練所が好まれる傾向があり、ある所では10倍近い確率なのに、交通の不便な訓練校なら3倍以下、という事がよくあります。
②これまでの仕事をよくチェックする
仕事の幅を広げる
「専門性のある業務」ではなくても、「他の人よりできる業務」というものがあるはず。例えば電話応対ひとつ取っても、
特に今の若い人ってとんでもない応対をしますよね。「ですから!」「ちょっと待って下さい」「わかりましたあ」などなど、
お得意様に対する話し方か?と思うような言葉づかいを平気でします。こういった、私たちの世代なら常識とされていた事を磨くだけでも、仕事の幅は広がります。
③派遣会社と仲良くしよう
仕事斡旋の機会をぐんと増やしてもらうやり方
これはどちらかというと、小規模の派遣会社のほうがより効果的なテクニックかもしれません。派遣会社に登録すると、自分の担当という人が出来ます。
その人に積極的にアピールするのです。仕事がほしい、というだけでなく、その担当個人の印象に残るような工夫をすると、仕事斡旋の機会がぐんと増えるようです。
ちょっとした気遣い
「仕事欲しい」電話の時に一言、「風邪を引かないようにして下さいね」と言うだけで全然印象は変わるもの。年齢が近そうなら、ちょっとした世話話も良いかもしれません。
やり過ぎは逆効果ですが、担当に好印象を持ってもらえるよう、ちょっとした小手先を使いましょう。
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