「オーガニック」という表現の意外な落とし穴

オーガニック

自分のために、家族のために、「オーガニック」と銘打った商品を買い求める人が増えています。

でも、日本の「オーガニック」がかなりあいまいでいい加減だって、知っていましたか?
大事な家族の健康のために高いお金を出して買った食品が、実は有機食品ではないこともあるんです。
実態を知って、賢くなりましょう。

日本の「オーガニック(有機栽培)」とは

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農林水産省が規格を決め、その検査に合格した業者だけが「有機JASマーク」を貼ったり「有機という表現を表示」することが出来ます。
その規格とは、「農薬や化学肥料などの化学物質に頼らないで、自然界の力で生産された食品」(農林水産省)とされていて、細かい規定が設けられています。

ところが、検査を受けていなかったり合格しなかった業者でも、「広告を出すこと」はOKなんです。チラシに「オーガニック」とか「有機栽培」と書く分には
問題がないとされているのです。もちろん、善良な業者でも、膨大な手間や費用を嫌って検査を受けなかったという場合もありますが、すべてがそうとは限りませんよね。

また、輸入品で「Organic」と書かれていても、それはあくまで生産国での検査で通っただけで、日本の規定では通らないものもあるのです。
アメリカ、EU加盟国、スイス、オーストラリア、ニュージーランド、アルゼンチン以外の商品は、日本の有機栽培の規格から外れている場合が多いので、
気を付けなくてはいけません。

「オーガニックコスメ」は大丈夫?

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残念ながら、日本のオーガニックコスメ表示はさらにいい加減です。たった1種類、たった1滴オーガニック成分が入っていれば、
「オーガニック」という表現が許されているのです。というより、「オーガニックコスメ」の規格がないのです。

「無添加」「自然派」「天然由来」という表現もよく目にしますが、これも同様、メーカーが好きに使って良いのです。
響きがナチュラルなので、ついつい私たちは勘違いしてしまいます。

例えば「無添加」。何が無添加なのか、あまり気にしない人が多いのでは?これは、アレルギー反応が出る危険性がある成分を添加していない、という意味。
つまり、それ以外なら何を添加しても「無添加」なんです。

また、「天然由来」とは、動植物から抽出したエキスなどを配合している、ということなのですが、その植物が無農薬か、動物のエサが化学飼料でないか、までは
わからないのです。

 じゃあ、どうしたらいいの?

事前の策として、なるべく多くの食品を食べるといい、と言われています。それによって、体内の毒素が出やすくなるのだそうです。
30品目を毎日作るのは無理でも、できるだけ多くの食材を使ったメニューを考えましょう。

また、汗をかくのもとても良い方法。汗は体内の毒素を排出する効果があるのだとか。そういえば、よく運動で汗を流している人って、
ノーメイクなのにお肌がきれいな人が多くありませんか?特に年を重ねていくと、その差が出て来るような気がします。
前田美波里さんは、インタビューでお肌の美しさの理由を問われて、「毎日運動して、大汗をかいているから」と答えています。

もう一つ、これはどこまで信憑性があるかわからないのですが…女性の生理(月経)が毒素を排出している、という報告があります。
毎月体内の毒素を血液の中に溶かしこんで排出している、という説があるのです。確かに、生理が終わった後ってお肌がきれいになりますよね。
女性のほうが男性より長生きなのは、毎月毒素を出していたからだ、とまで言われると???ですが…。

今は、何でも簡単に手に入る代わりに、どこまで信用して良いかわからなくなっています。色々調べて、自分が納得のできるものを探し当てましょう。

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